第９回アムステルダム大会探訪のあれこれ

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１９９１年７月１３日～２０日の８日間、オランダのアムステルダムで２９カ国（１９，６７６人）が参加しておこなわれました。

オーストラリア	オーストリア	ベルギー	ブラジル	カナダ	ケープハード島
デンマーク	スペイン	フィンランド	フランス	イギリス	ギリシャ
ドイツ	アイスランド	イスラエル	イタリア	ハンガリー	日本
リシュテンシュタイン	ルクセンブルク	オランダ	ノルウエー	ニュージランド	ポルトガル
ソ連	スイス	チェコスロバキア	スウェーデン	ユーゴスロビア

（「Gymnaestrada Programm」より引用）

第9回大会は、前夜祭を含んで会期が8日間で、本祭が6日間となっています。会場は、６つの屋外施設と９つの屋内施設です。

屋外施設: ダム広場、オスドープレン広場、アムステルダムスポート広場、ボンデル公園、オスター公園、オリンピックスタジアム
屋内施設: ライホール＝RAI　GEBOUW（Ａホール～Ｊホール）

このホールが大会のメーン会場となります。ここは、年間を通じて多くの見本市や国際会議が開かれるオランダ屈指の国際会議場です。演技する場所の床は、着色していない木製の床と緩いスプリングが入ったマット製の床の2種類あります。それぞれのホールの広さは、30m×40m、20m×40m、30m×15m、20m×20m、14m×18mとなっています。そして、このホールには2つの食堂が設置され、そのうちの１つがamstelhalというところに1,000名収容できる仮設の食堂をつくっています。また、europahalに各国のインフォーメションデスクが設置され、自国商品の宣伝と紹介がおこなわれています。

これらの会場で作品が発表されますが、その作品は以下のようにタイプに分けられています。

performance display
educational displays
entered exclusively as public square display
outdoor displays in the olympic stadium
entered exclusively as park display
final display

このタイプ別にされた作品の運動内容は、①minitramp　②tumbling　③acrogym　④dance　⑤apparatus　⑥general　gymnastics　⑦rhythm　sport　gymnastics　の7種類となっています。

これらの作品群は、15分や30分、さらには、1時間にわたって発表されていきます。そして、発表の仕方として、general　gymnasticsだけでおこなったり、minitramp、tumbling、acrogym、danceなどと複合的結合的に組み合わせておこなっているものもあります。作品を発表することは、そこにそれぞれの目的があります。演技発表を見学していて、いくつかの目的タイプに分けることができました。

娯楽的要素を強く出しているタイプ
高度な技術を披露しているタイプ
集団や動作の美を追求しているタイプ
文化v想を身体表現を用いて発表しているタイプ
運動技術の系統化の試みを発表しているタイプ
教育上の成果を公開しているタイプ
動きの可能性を追求しているタイプ
活動実態を報告しているタイプ

この大会は、作品コンテスト＝競技でないため、大変和やかで、観客と演技者が一体となり、盛り上がっています。この雰囲気は他の大会には見られないものです。

なお、開・閉会式はオリンピックスタジアムが使用されています。